Highway of Night おそらく4話

 ケイとマモル、そしてマイの3人は高校3年生になる。ん、まだ3年生・・・考えられることは1つ。そう、彼らは留年したのである。残るクソゴリラとアツコは問題を起こさない優等生だったので卒業である。
 しかし、この学校では留年なんておかしいことではない。何故なら知らない人はいない市内一のヤンキー高校だからだ。彼ら3人はコンビニの前で焼酎イッキ飲みしているところをパトロール中のクソポリに見られたが、クラウンが駐車場に入った瞬間には既に3人はケイの丸目インプに乗っており、あっという間に消え去った。しかし、ナンバーを覚えられていたので後にそれぞれの家の玄関には「神奈川県警です。開けてください。」という声が響いた。
 この日は卒業式。クソゴリラとアツコは巣立ちするのである。一方、3人は校門でそれぞれの車を縦列駐車させ、溜まっていた。
「ゴリラとアツコは先に行っちゃうんだ・・・。」とマイは寂しそうに呟く。ケイはゆっくりうなずく。マモルは「あのクソポリまぢ死ね!」と叫びながら電柱を蹴る。 「落ち着けって」とケイは言う。マモルは蹴った勢いで乱れた銀色の髪を直しながらケイとマイの方を向く。
 「卒業式いつ終わるんだっけ?」とマイは首を傾ける。ケイは「11時くらいぢゃね。」と答える。マモルは「あと1時間もあんぢゃん。」と退屈そうに言った。3人は暇なう、なのだ。
 その時、遠くの方から青い車が見えてくる。マイはエンジン音に気づき目を細める。「マイはあーゆーのが好きなん?」とケイは問う。「わたしわこのR33オンリーだけど」とR33のカーボンボンネットを撫でながら言う。「でも、あんな車、うちの学校に居たっけ。」と不思議そうに呟く。マイは「そー言えば・・・」、ケイは「確かに・・・」と返す。その車は徐々に近づくと共に車の特徴が見えてくる。マイは相変わらず目を細めながら「あれは・・・S15だ笑、なんかGTウイング付けてるし、なかなかのバンパーだし、ボンネットも黒いわ。」と解説する。そして、窓越しにドライバーを見ると同じ年くらいでオレンジの髪にカチューシャを着けた男だった。ケイはそれに気付き、「誰だよ、あいつ。」マモルは「いかつっ笑」と感想を言う。
 3人の前にS15が停まった。そして窓が空く。「おい、そこのキンパ、かわいいぢゃん。俺とドライブしない?」マイはドン引きしながら「きも・・・。」と小さく呟いた。「冗談だよ笑笑、オレ、貧乳にわ興味ねーから笑笑」マイは激怒した。「テメー調子乗んぢきゃねーぞ!!」ケイとマモルは止めに入る。ケイは若干ニヤけながら「まー落ち着けって」と言うが、一方のマモルは完全に笑いながら「事実だしぃ?笑笑」怒りの方向はマモルへと向けられた。マモルは先程蹴った電柱に殴り飛ばされる。


ーつづくー


これわ車界LINEで書いたやつをそのまんま写したやつっすね。笑
オブナイの小説わここで暇を見つけてわ書いていこうと思うのでよろしくです(*^^*)